2019年09月16日

Rの2学期

Rが学童にまた登所してきた。
お弁当にサンドイッチを持ってきて、恥ずかしそうに食べていたR。

結局、夏休みの間、Rは一度も学童に来なかった。
お母さんはお弁当を持たせることが億劫だったのだろうか。
Rが来るか来ないかはっきりしない日は、私は毎日サンドイッチを食べていた。

長い夏休みが明けて、2学期が始まり、Rが「ただいま」と小さな声で言いながら登所してきた。
1ヶ月のぶりの学童に落ち着かない様子でそわそわしている。
私は思わず「R!」と呼んで駆け寄る。
「ただいま」と私の顔を見上げてRが言う。
会いたかったよ、といってぎゅっと抱きしめるとなんだか喉の奥がきゅっとなる。
私の胸のあたりで私を見上げて笑うR。
元気でよかった。本当に会いたかった。

そのあと、学童はみんなを集めて隣の部屋でおやつの時間。
Rはなかなか行こうとしない。

「おやつだよ」といっても「うん」と言って私の手を弄んでいる。
しばらくしたいようにさせておき、たっぷり時間をとってから「行けそう?」というと、そっと首を振る。
これだけ休んでいたのだ、夏中学童でたっぷり過ごしていて流れにばっちり乗っているメンバーとの温度差を、嫌というほど突きつけられる。
隣の部屋に行って、椅子を出して、おやつをもらって、班のみんなと一緒におしゃべりしながらおやつを食べる。
そんな学童の「あたりまえ」がRにはとても難しかった。

様子を見ながらRの手を取って、一緒に隣の部屋に行く。
カウンターに並んでいるおやつを「おいしそうだねえ。何味にする?」と言いながら一緒にお皿に取る。
椅子を出すのも、手を洗うのも、ずっと隣にいる。
班について座っても隣にぴったりくっついて手を握りながら。
班の子たちと何でもないような楽しい話をして、Rの顔がちょっとほころんだところで、隣の班に移動してみる。
離れる瞬間強く握りなおすRの手を優しくほどいて、隣に行き、そしてすぐRの班に戻る。
今度は二つ隣の班に。
またRのところへ。
離れても必ず戻ってくるよ、と繰り返し伝えておやつの時間を終える。

遊びの時間。
Rは私に飛びついてきてきゅっと手を握っている。
外に出て、どこに行くにもRを連れていく。

「ねえ、髪の毛編み込みにして」と言ってくるR。
タイヤ飛びの遊具に座らせてゆっくり髪を編み込んでやる。
「いい髪だね、細くて柔らかくて」というと「そう?」とR。
「Rがいなくてさみしかったよ。学童に帰って来て嬉しい」というとふふふ、と笑う。

その日も、その次の日も、充電するように、ずっとずっと一緒にいると、Rは友達のところに行くようになった。
ある日、私のところに寄らずに、友達のところに駆け出す後ろ姿。
うんうん、よかった。
また学童での居場所をみつけたね。
どの子にも安心できる居場所でありますように。2019-08-10_14-47-09_163 (2019-08-18T03_45_01.057).jpeg
posted by Nuts-camp at 16:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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